イメージさせること、

優勝者は……

エントリーナンバ○番!

的なシーンをテレビで見る時

それまでの流れを見てなくて

発表の瞬間だけを見てても

 優勝者はこの人だろうな。って思った方を大体当てることが出来る。

出来るようになった。あの日以来。


娘がモデルのオーディションを受けた事があった。

正確には衣装とヘアのコンテストでモデルを担当しただけなので

評価はモデルに対する物だけでは無いんだけど。

最終審査に残ったモデル五名が

人生でこれ以上多くの人の視線に晒される事は無いであろうキャパ2000人以上の会場のステージをウォーキングした。


バレエやダンスをやってきて、色んな大会出場経験もある娘はモデルとしては素人だけど アドリブを入れた動きやポーズで他のモデルとは違う個性を表現していた。

前日まで 与えられた全員同じ時間の中でモデルとしてどうその衣装とヘアの良さをアピールできるかを研究していたし。


いよいよ優勝者の発表の時

私が一緒に見に行った友達が耳元で

○番だな。と娘の番号では無い数字を言った。

そしてその子の上にスポットライトが当たった。


そのモデルはウォーキングは素人丸出しだったけど楽しんでる雰囲気で確かに輝いてた。


何でわかったの?と友達に聞くと

あの子は優勝を発表された後の表情がイメージできたから。と答えた。


悔しいけど

とても腑に落ちた。

娘にも後日話すと、私も彼女だけは優勝おめでとうって心から思えた。

と、言った。


それから私もそういうシーンを見ると優勝者を当てることが簡単に出来るようになった。

ある時はどうしてもイメージすることが出来なかったら、今回はグランプリはありませんという結果だったこともある。


これから何らかのオーディションを受ける人は優勝した自分も表現しなければいけないと思う。


娘はモデルは一日だけの青春の思い出になったが

その法則を就活の集団面接に活かした。狭き門の上場企業に一発内定を決めた。


私は自慢は嫌いだけれど初めてこの場で自慢しちゃいました(*^^*)